

高知県産新しょうがの魅力|栄養・旬・おすすめレシピ
夏に近づくにつれて耳にするようになる「新しょうが」
皆さんは、「しょうが」と「新しょうが」の違いをご存知でしょうか?
今回のコラムでは新しょうがとしょうがの違い、栄養素、旬の時期、オススメのレシピを紹介いたします。
しょうがと新しょうがの違い
しょうがとは
一般的にしょうがとして年間を通して出回っているものは、「ひねしょうが」とよばれています。ひねとは「古くなった」「時間が経った」という意味で、秋以降十分に成長してから収穫され、貯蔵期間を経て出荷されるため、水分が少なく皮が厚く、繊維がしっかりしています。見た目は茶色っぽい色で、ゴツゴツとした形をしています。
また食べた時に辛味が強く、風味が濃厚であるため薬味や香辛料、肉や魚の臭み消しなど、主に風味付けに使われます。
新しょうがとは
反対に新しょうがは、5月頃の比較的早い時期に収穫されます。
成長途中で若いため、水分が多く、皮が薄く、繊維が柔らかいのが特徴です。
見た目は白っぽい色で、先端がピンク色をしています。
辛味がマイルドで、みずみずしく、爽やかな風味があります。
皮ごと食べられるため、甘酢漬け(ガリ)や天ぷら、炒め物など、幅広い料理に使われます。そのみずみずしさと、さわやかな風味から、生食にも向いています。
新しょうがの栄養価
ジンゲロール:
新しょうがの特徴といえばさわやかな香りと辛みではないでしょうか?
その正体は、「ジンゲロール」という成分です。
ジンゲロールの作用として血液の循環を促す、冷え症改善、殺菌作用、食欲増進作用、解熱作用などが期待されています。
また新しょうがを加熱したり、乾燥させたりし、ひねしょうがの状態になるとジンゲロールから「ショウガオール」へと変換されます。
ショウガオールは、独特の強い辛みと、ほのかに甘い香りが特徴です。
ビタミンC:
新しょうがにはひねしょうがに比べ、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは、抗酸化作用があり、免疫力を高める効果があります。
新しょうがの旬はいつ?
新しょうがは5月~8月下旬まで盛んに収穫が行われています。
しかし高知県では、産地によってややズレがありますが、3月~9月が収穫時期になります。他県に比べ収穫が早い理由としては、高知県内で地域ごとにリレーのように収穫をしているため長期間出荷をすることが可能になっています。
また、高知の温暖な気候やハウス栽培により、気温の低い3月から収穫をすることができるのです。
新しょうがおすすめの調理法
生で食べる
新しょうがの魅力といえばやはり、みずみずしい食感と香り。
漬物にしたり、サラダにすることで新しょうがの良さを丸ごと味わえます。
炒める
新しょうがの柔らかい食感を生かし、豚肉にまいて炒めたり、細かく刻んで甘辛く煮るのもおすすめです。
揚げる
新しょうがを揚げることで、揚げものですがすっきりとした味わいに仕上がります。
千切りにしてかき揚げにしたり、天ぷらにして塩で頂くのもおすすめです。
加熱しすぎるとせっかくの風味が損なわれてしまうのでさっと軽く揚げるのがポイントです。
新しょうがおすすめのレシピ
中華風新しょうがサラダ
中華風新しょうがサラダは、新しょうがの爽やかな辛味と香りがしっかり感じられ、きゅうりやささみと絶妙に調和するさっぱりとした一品です。
シャキシャキとした食感とほどよい酸味が食欲を刺激し、暑い季節でも食べやすく、冷やして楽しむとさらに美味しさが引き立ちます。
新しょうがの甘酢漬け
新しょうがの甘酢漬けは、爽やかな酸味とほのかな甘みが絶妙に調和しており、シャキッとした食感としょうが特有の香りが口いっぱいに広がります。
ピンク色の部分を加えることで見た目も華やかになり、箸休めやお弁当の彩りとしてもぴったりです。
ほどよい酸味が食欲を刺激し、夏のさっぱり料理や冷たい麺類との相性も抜群です。
まとめ:新しょうがで夏をもっと爽やかに
新しょうがは、みずみずしく柔らかい食感と爽やかな香りが特徴の若いしょうがです。
マイルドな辛みで生食にも向き、甘酢漬けやサラダ、炒め物、天ぷらなど、多彩な調理法で楽しめます。
栄養面では、血行促進や冷え性改善、免疫力向上に役立つジンゲロールや、抗酸化作用のあるビタミンCを豊富に含み、夏バテ予防にもぴったりです。
旬は5月~8月下旬ですが、高知県などでは3月~9月まで長期間楽しめます。
香りと食感で食卓を華やかに彩る新しょうがを取り入れて、夏の食事をさっぱりと美味しく楽しみましょう。
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