みょうがの美味しい切り方|長持ちさせる保存方法も紹介
みょうがは夏野菜のイメージが強いですが、最近では通年流通される野菜になってきました。
独特の歯ごたえと香味が特徴の高知を代表する野菜の一つです。
こちらの記事ではみょうがをもっと食卓やお店で楽しんでもらえるように基本の切り方や下ごしらえについてお伝えします。
最後に生産地ならではのみょうがを使った少し珍しいレシピも紹介しますので是非お試しください。
みょうがの基本・切り方とコツ
みょうがの特徴的な歯ざわりはしっかりとした繊維によるものです。
玉ねぎやピーマンのように切り方によって風味や辛みが変化することはありませんが、
みょうがの切り方を料理に合わせて変えることにより、レシピの味わいにまとまりが出てみょうがの魅力が増します。
下ごしらえはアク抜きだけでOK
みょうがにはアクがあるので、切った後は水にさっとさらしてから、キッチンペーパーなどで水気をしっかりときってください。
長時間水にさらしてしまうと、風味が飛んでしまうので注意しましょう。
アクは体に問題が出るものではないので、アクが気にならない方は水にさらさずに切って、そのまま料理に使っていただいても構いません。
千切りの場合はペーパーで絞ってしまうと、折角のシャキシャキ感が失われてしまいます。
向きを揃えた状態でつぶさないように、キッチンペーパーで挟むようにして水気をふきとってください。
輪切りやみじん切りの場合は水気が残りやすいので、キッチンペーパーでぎゅっと包んでしっかりと水気をきるのがコツです。
千切り
みょうがの繊維に沿って縦方向に切ります。
繊維がしっかりと残るのでシャキシャキとした歯ごたえと香味を楽しむことができる切り方です。
千切りのしかた
みょうがを軽く洗い、根元を3~5ミリ程度切り落としてから、まず縦方向に半分に切り分けます。
切った断面をまな板につけて、できるだけ細く繊維に沿って縦方向に切っていきます。
みょうがが小さすぎたり包丁がすべって切りにくいような場合は、手で軽くまな板に押し付けてから切ると切りやすくなります。
より細かく切りたい場合は先に芯の部分をV字に切っておくと、パラパラとほぐれやすくなります。
ですが、芯も食べられる部分なので、歯ごたえやみょうがの存在感を味わいたい場合は残しておく方がおすすめです。
薬味や焼き物の彩りとして使いたい場合は千切りが適しています。大き目の具材との相性が良いです。
輪切り
みょうがを軽く洗い、根元を3~5ミリ程度切り落としてから、繊維に対して垂直の横方向に薄切りにします。
薄さはお好みで構いません。
輪切りにするとほぐれやすいので薬味としてはもちろん、小さめの具材との和え物や混ぜご飯におすすめです。
風味豊かで優しい歯ざわりになるため、みょうがが少し苦手な方やお子様でも比較的食べやすくなる切り方です。
みじん切り
千切りの要領で縦に細く切ってから、向きを変えて横方向に切っていきます。
薬味はもちろんタレとの相性が抜群です。
ピクルスの代わりにタルタルソースに入れるといつもと違った爽やかな香りと味わいになります。
細かく切ってもしっかりとした風味は残るので、お魚など主張の強い食材を使ったレシピでも、負けずに存在感を醸し出してくれます。
余りがちなみょうがの上手な保存方法
一般的にはメインの食材として使われることが少ない為、パックを使い切れず余ってしまう場合もあると思います。
次にみょうがの保存方法について紹介していきます。
調理前のみょうがをそのまま保存する場合
調理前のみょうがは冷蔵室か野菜室で保存しましょう。
小さなフタつき容器にみょうががかぶるくらいの水を注いでそのまま保存します。
3日に一度くらいの頻度で水の入れ替えを行うようにしてください。
約15日程度は保存が利きます。
カットした後のみょうがの保存の場合
先ほどのみょうがの基本の切り方で紹介したように料理の用途に合わせてカットします。
切ったみょうがを冷凍用保存袋に薄く広げるように入れて冷凍庫で保存します。
冷凍すると生のみょうがに比べて多少風味が減るので、水にさらさない方がおすすめです。
アクが気になる方は水にさらして、しっかり水気を切ってから保存袋に入れてください。
薄く広げておくと必要な分だけパキっと折って使えるので調理に便利です。
解凍せずにそのまま使っていただけます。
約60日程度は保存できます。
薬味だけではもったいない!おすすめみょうがレシピ
元気な畑のごちそう便でもみょうがは人気商品のひとつです。
須崎で育った新鮮な野菜たちをもっと多くの方に味わって喜んで頂きたいので
定期的に須崎の野菜を使ったおすすめレシピを更新しています。
レシピ紹介ページはこちらから
今回は元気な畑のごちそう便スタッフがおすすめする、みょうがの茎を料理のメインに使ったレシピを2品ご紹介します。
※普通のみょうがでも美味しくいただけます。
みょうがとマヨネーズの組み合わせ
意外に思われるかもしれませんが、実はみょうがはマヨネーズとも相性バツグンです。
▼千切りで食感を楽しんで!みょうがの茎の梅マヨ和えレシピ
【材料】
みょうがの茎 250g
インゲン 5本
つぶれ梅(チューブでもok) 2個
★ちりめんじゃこ 小さじ1
★マヨネーズ 大さじ2
★鶏ガラスープの素 小さじ1/2
【作り方(2人前)】
1、みょうがの茎をガク部分と茎部分に分ける。
(茎部分は甘酢漬けがオススメです。)
2、ガクを縦に幅1cmくらいに切る。
3、軽くサラダ油をひいたフライパンでガクを炒め、火が通ったらボールに入れる。
※インゲンが熱すぎるとマヨネーズが溶けてしまうので注意。
※塩分は梅やちりめんじゃこで調整してください"
▼加熱調理もおすすめ!みょうがが主役の炒め物
薬味など生で食べることが圧倒的に多いみょうがも加熱すると一味変わります。
みょうがとレモンで超さっぱり♪
▼ざっくり大きめカットがおすすめ!豚バラとみょうがの大葉炒め
【材料(2人前)】
豚バラ肉 140ℊ
みょうが 6本
大葉 5枚
だし醤油 大さじ1杯
レモン汁 大さじ1杯
【作り方】
1、豚バラを食べやすい大きさにカットして中火で炒める
2、豚バラに火が通ったら、ざっくり切ったみょうがと粗く刻んだ大葉を加えてさっと炒める。
3、 だし醤油とレモン汁で味つけする。
みょうがのまとめ
いかがでしたか?みょうがは薬味以外にも野菜としてのポテンシャルが高い食材です。
下ごしらえも非常に簡単で、冷凍すれば長期保存が可能ですし栄養も豊富なので、色んな調理方法を試してみて頂けると嬉しいです。